世界の教育

今、世界で注目を受けているフィンランドの教育は、当時29歳の若い文部大臣が改革を断行した結果だ。当時のフィンランドは、不況の只中にあり、未来など見えない混沌としていたという。そのような状況の中で、この若い文部大臣は、教育にフィンランドの未来を託す子ども達への教育に力を注ぐべきと主張した。

改革の内容も驚くべきものである。すべての子ども達の教育費(幼児~大学)を無償にすること。そして、みずから考えること目指す授業(問題解決型)の設定。そのために、国家が持っていた監督権を、地方自治体と現場の学校に委譲し、一人一人に応じた学習が展開できるようにした。職員室もサロン化し、教員が事務的な仕事に従事するのではなく、教員が互いの意見を忌憚なくかわすことができるように変えた。教科書も、教材も現場の教員が生徒に応じたものを作成または選定するようにした。20年も前の話しである。

残念ながら、日本は今回の教育大改革においても、ここまでは進んでいない。そう、20年も前のフィンランドの教育にすら追いついていないのだ。

このほかにも、世界ではたくさんの教育改革が継続的に実施されている。このままでは、日本の教育を受ける子ども達の多くが、資本主義に基盤をおく国際社会において繰り広げられる競争に立ち打ちできなくなるのは火を見るより明らかだ。

計測範囲を限定されている偏差値を絶対視し、一喜一憂している日本社会は、すでに井の中の蛙状態であることにすら気づいていない。

産業界においても、シャープの悲劇を理解しているひとは多くない。日本の一流大学を卒業した旧シャープのトップ陣は、逆立ちしても夏普電器有限公司のトップ陣にはかなわない。当たり前というしかない。彼らのほとんどが、ハバードをはじめとする教育改革を断行している海外トップ大学の出身者であるからだ。それらの教育を受けた彼らの進化をとどまらない。

いまだに偏差値向上教育と日本式グローバル教育を掲げた学校に進学することだけは避けたほうが良いと思うのは私だけ?